組合のSDGsへの取り組みについて
SDGsは2030年までに達成すべき人類共通の最重要な17の目標。
つくる責任と使う責任をより善く果たすため、兵庫県鞄工業組合は、サスティナブルな取り組みを始めています。
兵庫県鞄工業組合の取り組み
海を守る 漁網再生素材の鞄
-100年後の子どもたちにも、恵みの多い海を-
海の近くにある鞄の街ができる取り組みとして、「豊岡鞄®」(兵庫県鞄工業組合)では、関係団体と連携し、増え続ける海洋プラスチックゴミのうち、廃漁網を資源循環し有効活用する取り組みを展開しています。
ナイロン生地として生まれ変わった廃漁網を使用し、豊岡鞄の複数の製造企業が様々なアイテムを生産しています。
豊岡小物
-職人たちが考えるサスティナビリティー-
レッザ・ボタニカ
-ポマース (ワインの搾かす) 再活用革-
食の副産物である皮の鞣しや染色に、植物由来の副産物をアップサイクルするサスティナブルな革づくりです。
素材を最大限に引き出す豊岡の縫製技術とレッザボタニカが出合い、ナチュラルな透明感がある美しいバッグが生まれています。
兵庫県鞄工業組合は「ひょうご産業SDGs推進宣言事業」に登録されています。
- *「ひょうご産業SDGs推進宣言事業」とは
- SDGsの達成に向けて取り組む県内中小企業等の宣言内容を登録・集約し、広く社会に公表することにより、企業等の取り組みを支援する制度です。
組合企業の取り組み
また、組合員各企業としてもSDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、以下の取り組みを実施しています。
衣川産業株式会社
- 男女トイレに節水機能付き便器を設置
- 社内照明はLED電球を使用
- 社内での休暇取得がしやすい
- ・製品修理サービスによる継続使用の推奨・廃棄の削減
・環境に配慮した再生素材等を使用した商品を世に供給する - 水害対策として、倉庫商品保管の底上げ、移動を容易にしている。
- 社内飲食におけるマイ箸・マイボトル持参
マスミ鞄嚢株式会社
- ・分煙による受動喫煙の抑制
・健康診断(年一回) - ・アルチザンスクールなどの運営に協力し、後進の育成に努める
・社員の技能検定をサポート - 豊岡市ジェンダーキャップ対策室主催のワークイノベーション推進会議に参加
- ・RoHS準拠の製品を開発
・メッキを使用しない素材選び - 地域に根差した店舗運営を心掛け、観光客の誘致に努める
- 事業ごみの分別
- ・永続的な修理対応
・廃棄予定の端材を利用した商品の開発 - 節電、節水
- 廃漁網を利用したリサイクル事業に参加
- ・養父市私有林オフセット・クレジット(J-VER)プロジェクトに参加
・違法伐採の木材を使用しない
株式会社アートフィアー
- 環境配慮した生産背景の素材を使用、一部プロダクトに採用
- ・修理しやすい構造のかばんをつくる事
・ひとつのプロダクトを長く使用してもらう - 環境配慮した生産背景の素材を使用
- ・漁網再生材を使用したプロダクト
・海を守る活動への参加 - ワインの搾りかすを使用して染色したレザー等、廃棄されるはずたっだものから作られたもの
コニー株式会社
- イクメン用バッグ「Papamoパパモ」を開発。兵庫県豊岡市のワークイノベーション推進会議に入会しジェンダーギャップ対策に注力している。
- 鞄とカフェの直営店を地元城崎にオープン。
地域団体商標「豊岡鞄」ブランドのバッグを販売。カフェ部門では地元の食材を使用したメニュー「但馬牛のハンバーガー」等を販売している - 地域団体商標「豊岡鞄」が取り組む漁網再生素材を使って鞄を生産する事業に参加。売り上げの一部は兵庫県鞄工業組合から一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEに寄付している
- 兵庫県豊岡市が取り組んでいるコウノトリ野生復帰プロジェクトに賛同して年一回売り上げの一部をコウノトリ共生部に寄付している
フィードバック
- 企画生産時に素材の成分を考慮し環境に配慮した製品づくり
平野株式会社
- 定期健康診断、有給休暇の習得推進、社内禁煙、禁煙手当の支給、残業ゼロの推進
- 講習会、セミナーへの積極的な参加
- 社内電灯のLED化(事務所、他一部)、不要時の電灯消灯
- 就業規則を厳守して品行方正に仕事を行う
- 社是にもある忍耐、努力、感謝、による柔軟な発想によるダイバーシティの推進
- 3Rの推進
商品作成時のリサイクル素材使用の推進
資源ごみの分別、通常ゴミのリデュース
石井鞄工業株式会社
- 美しい村クリーン作戦への参加
- 違法伐採ではない木材と紙の使用、ダイヤモンドリリー南アフリカ帰還事業(失われてしまった南アフリカの自生地の復活や保護)
株式会社ウノフク
- SDカード導入による交通安全規則遵守に対する啓蒙活動
- リカレント教育やリスキリングの環境を全社員に与える
- ジェンダーギャップ解消推進のための社員教育
- 83.5kwh太陽光発電の設置
- 外国人雇用時の生活サポート
- 社内人材の国籍を問わない多様性推進
- 素材を含む事業ゴミの分別
- 環境に配慮した素材の使用し世に供給する
株式会社ハシモト
- ・社内禁煙
・健康診断後の指導を勧めている - ・産休、育休の取得
・男女トイレが分かれている - ・職場内LED照明
・キュービクルの更新
・低燃費の自動車に更新 - ・有給休暇計画的付与の実施
・時間単位の有給取得可
・不要な残業禁止 - ・ISO9001品質
・ISO14001環境 - 廃漁網を使用したものづくり
三宅株式会社
- 社員への産休制度の適用。毎年の社員の健康診断。
- 能力の適正に合わせた業務への配置。
- 企画内でご協力いただいたクリーニング業者様の、水環境に配慮したクリーニングのPR。
- 使用していない場所の積極的な消灯。
- リサイクル、リユースを軸とした商品の企画・生産。また、そのPR。
- 海外メーカーの工賃のベースアップ。
- 廃棄するコーヒー豆の麻袋を使用した、アップサイクル商品の企画・生産。
- 廃棄材料の積極的使用。
- 海洋プラスチックごみをリサイクルした材料の使用。